タケルです。
山あいにひっそりと佇む平山温泉。
緑に包まれながら、ほのかに香る硫黄の匂いが鼻をくすぐる。
その香りだけで「ああ、平山温泉に来たな」と実感する。

データ
| 名称 | 平山温泉 元湯 |
| 所在地 | 熊本県山鹿市平山256 |
| 泉質 | 単純温泉 |
| サウナ | なし |
| 水風呂 | あり |
| 料金 | 大人400円 |
| 営業時間 | 6:00~21:30 |
独特のぬめり感
浴室に入ると、洗い場と大きな浴槽。
左側に露天風呂への入り口があった。
シャワーで身を清め、湯に身を沈めると、まるで肌を包み込むような柔らかさ。
平山温泉独特のとろりとしたお湯が全身をなでるように流れ、
上がる頃にはお肌すべすべ、心まで潤っていた。
小さな水風呂
露天の壺湯には、一人用の小さな水風呂。
静寂の中、湧水の冷たさがじんわりと体を締めていく。
蛇口の水を掛け流し。何とも贅沢な気分だ。
内湯は熱めで、湯に浸かるたびに身体の芯がポカポカと温まっていく。
外のぬるめの湯と交互に入ることで、まさに理想的な温冷交代浴が楽しめた。
まとめ
平山温泉の中でも「元湯」は特に素朴で、昔ながらの温泉情緒が残る。
派手さはないが、地元の人々が自然と集う理由が分かる。
湯の力強さと優しさ、その両方を感じる極上の時間だった。
「また寒くなったら、ここに帰ってこよう」
そう思わせるほど、心に残る一湯だった。



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