タケルです。
阿蘇の風に誘われて、たどり着いたのは内牧。
昔ながらの木造の建物に、ほんのり硫黄と鉄の香り。
扉を開けた瞬間、昭和の空気がふわっと漂う。
優しいお爺さんが出迎えてくれた。
“いってらっしゃい”の声が温かかった。

データ
| 名称 | 雲海薬師温泉 |
| 所在地 | 熊本県阿蘇市内牧39 |
| 泉質 | 硫酸塩泉 |
| サウナ | なし |
| 水風呂 | なし |
| 料金 | 大人300円 |
| 特徴 | 浴槽のみのシンプルな町湯 |
鉄の匂いと、湯の力
中に入ると、シャワーと浴槽が一つあるのみ。
湯船に身を沈めると、鉄の香りがふっと鼻をくすぐる。
これぞ阿蘇の湯。
44度と聞いて多少身構えたが、肌に当たる湯は驚くほどやさしい。
身体の芯がじんわり温まっていく。
静寂の中の独り占め。
お客さんが居なくなり途中、完全に独り占めになった。
お湯の音だけが響く。
右足首の痛みが少し気になったので、今日はサウナを諦めて湯治に専念。
何も考えず、ただ湯に身を委ねる時間。
それだけで、十分に癒された。
まとめ
鉄と静けさに包まれる阿蘇の湯治場。派手さはないが、確かな力がある。
ぜひ一度、行ってみてはいかがでしょうか。




コメント