タケルです。
人吉の町外れ、静かな住宅地の一角にある「相良路の湯 おおが」。
どこか懐かしさを感じる木造の佇まいで、扉を開けた瞬間に漂う湯の香りが、
“あぁ、良い温泉に来たな”と感じさせてくれる。

データ
| 名称 | 人吉温泉 相良路の湯 おおが |
| 所在地 | 熊本県人吉市灰久保町22-3 |
| 泉質 | 硫酸塩泉 |
| サウナ | なし |
| 水風呂 | あり |
| 料金 | 大人400円 |
| 特徴 | 24時間営業(10:30~12:00除く) |
奇跡の湯
この温泉、ただの温泉ではない。
なんと還元系温泉として「アンチエイジングの湯」に認定されている。
地層の深くから湧き出る硫酸塩泉に、
湖の底で長い年月をかけてできた樹木の化石由来のモール泉が混ざるという、
なんともロマンのある泉質。
肌に触れるとまるで“化粧水の中に浸かっているよう”な感覚で、
湯上がり後のしっとり感がすごい。
湯そのものに生命の力が宿っているような、不思議な優しさを感じた。
温冷交代浴
浴場は、温度の異なる湯船が3つ。
「熱湯」「激熱湯」、そして「水風呂」。
どれも個性的で、温度差のある湯巡りが楽しめる。
激熱の湯は、本当に熱い。
思わず息をのむほどだが、不思議と入っていられる。
湯が柔らかく、身体にまとわりつくように包んでくる。
そしてそのあとに浸かる水風呂の心地よさといったら、もう言葉にならない。
湧水を使っているらしく、しっかり冷たい。
この熱冷交代浴がクセになって、
気づけば何度も繰り返していた。
しかも、ここはほぼ24時間営業。
夜中でも早朝でも、思い立ったときに行ける。
深夜の静けさの中で、湯の音だけが響く時間は格別だ。
旅人にとって、まさに“心と身体を還元してくれる場所”だと思う。
まとめ
湯上がり後は、肌がしっとりして、
鏡を見ると少しだけ若返ったような気分になる。
身体の芯からほぐれて、気持ちまで軽くなる。
「奇跡の湯」と呼ばれるのも納得。
ここは一度では終われない。
また人吉に来たら、必ず立ち寄りたいと思える温泉だ。


コメント